八味地黄丸(はちみじおうがん)|はちみかんの漢方解説
はちみかん
はちみかん
体力があるものの、便秘に用いる。
肥満体質の便秘。
また高血圧、神経症のある人に用いられることもある。
◆大黄→瀉下作用、向精神作用
◆芒硝→瀉下作用
◆枳実、厚朴→気の流れを良くする
体力がない人に用いると下痢が強く出る場合があるため注意が必要です。
大黄と芒硝には子宮収縮作用があります。妊婦の方への使用は避ける方が良いでしょう。
(参考文献)
奥田拓男「最新生薬学 第2版」 株式会社 廣川書店、平成23年8月発行
川添和義「図解 漢方処方のトリセツ 第2版」 株式会社 じほう、2021年9月30日発行
日本漢方医学教育協議会「基本がわかる漢方医学講義」 株式会社 羊土社、2021年11月15日発行