漢方処方学
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呉茱萸湯(ごしゅゆとう)|はちみかんの漢方解説

はちみかん
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構成生薬

呉茱萸、生姜、人参、大棗

  • 胃を温める「呉茱萸」「生姜」
  • 胃の気逆を抑える「呉茱萸」
  • 胃の働きを高める「大棗」「生姜」

呉茱萸湯は胃気の流れを改善する生薬を含みます。

使用の指標

  • 体力がない
  • 胃液が上がってくる
  • 手足が冷える

このような方の「片頭痛」「しゃっくり」「吐き気」に用います。

胃の冷えに伴う頭痛に呉茱萸湯

胃が冷えると、その冷えが肝に伝わり肝をめぐる経路にも冷えが及びます。

この経路が頭頂から側頭部をめぐるため、片頭痛などの頭痛が生じると考えられます。

呉茱萸湯に含まれる生薬は、いずれも

「カラダを温める」

「胃腸の働きを改善する」

といった特徴をもちます。

そのため胃の冷えに伴う頭痛に用いられます。

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(参考)

奥田拓男「最新生薬学 第2版」 株式会社 廣川書店、平成23年8月発行

川添和義「図解 漢方処方のトリセツ 第2版」 株式会社 じほう、2021年9月30日発行

その他参考図書はコチラから

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漢方薬剤師
こんにちは、漢方薬剤師のはちみかんです。 普段は薬局で薬剤師として働いています。 漢方医学・東洋医学が大好きなので、みなさんと一緒に学びを深めていけたら嬉しいです。
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