漢方薬・生薬認定薬剤師 平成18年 問3-2)
はちみかん
はちみかん
問6 脾胃失調の治療原則について述べていますが、文中の( )内に適切な漢方方剤を解答欄から選び、記号で答えなさい。
脾胃の虚証の食欲不振に対する代表的な漢方方剤は(【39】)であり、高齢者や病後の食欲不振にも汎用される。
また、脾胃の虚弱な人には、冷え性の人が多い。これは体内の昇降機能が失調し、陰気が下に鬱滞するためである。腹痛や下痢をきたす場合には脾胃を温める(【40】)を用いる。冷えがさらに強い場合には(【41】)を用いる。
一方、脾胃は虚弱ではないが食べ過ぎによって消化不良をきたすことも多い。この場合の基本方剤は(【42】)である。胃に停滞する不消化の食物を消化させる働きがあると言われている。
さらに特に脾胃が虚弱ということはないが、胃がつかえるなど心窩部に心下痞硬を求めることも多く、下痢や腹鳴なども併発する場合がある。その時は(【43】)を用いることが多い。
解答欄
a 半夏瀉心湯 b 附子理中湯 c 人参湯 d 六君子湯 e 平胃散
解答・解説は下へ
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【解答】
【39】d 六君子湯
【40】c 人参湯
【41】b 附子理中湯
【42】e 平胃散
【43】a 半夏瀉心湯