漢方処方学
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桃核承気湯(とうかくじょうきとう)|漢方解説

はちみかん
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構成生薬

桃仁、桂皮、大黄、芒硝、甘草

使用の指標

  • 比較的体力がある
  • イライラ・不安がある
  • のぼせて便秘がち

このような方の
「月経不順」「腰痛」
に用います。

桃核承気湯の特徴

月経時は…

  • 下腹部に熱が溜まる
  • 下腹部の血流が悪化する

いわゆる「瘀血」の状態。

【桃核承気湯に含まれる生薬】

  • 気の流れを良くする「桂皮」
  • 血の流れを良くする「大黄」「桃仁」
  • 熱を取り去る「芒硝」

桃核承気湯ではこれら生薬を含み「瘀血」に関連した、月経に伴う諸症状によく用いられます。

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(参考)

奥田拓男「最新生薬学 第2版」 株式会社 廣川書店、平成23年8月発行

川添和義「図解 漢方処方のトリセツ 第2版」 株式会社 じほう、2021年9月30日発行

その他参考図書はコチラから

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漢方薬剤師
こんにちは、漢方薬剤師のはちみかんです。 普段は薬局で薬剤師として働いています。 漢方医学・東洋医学が大好きなので、みなさんと一緒に学びを深めていけたら嬉しいです。
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