漢方とは
はちみかん
はちみかん
生薬原料に対し、効果を強めたり、毒性を弱めたりすることを目的として行う加工調製のことを修治と言います。
修治の方法として
などがあります。
修治を行う生薬として代表的なものに附子があります。
附子に含まれるアコニチンは強い毒性を示すため、修治によりアコニチンを加水分解し減毒して方剤に用います。
附子に修治を行うことにより、アコニチンやメサコニンなどの毒性の強いジエステルアルカロイドが加水分解されます。
加水分解によりそれぞれ
に変換されます。
人参と紅参はどちらもオタネニンジンですが、修治の違いによって呼び名が変わってきます。
オタネニンジンの根を乾燥する前に蒸したものが「紅参」、蒸さなかったものが「人参」です。