漢方薬のやめどきっていつ?漢方薬剤師が解説
漢方薬は効果が出るまで時間がかかるというけど…
いつまで飲め良いんだろ?
こんな風に思ったことはありませんか?
今回は漢方薬の「やめどき」について解説します。
※ただし漢方薬の効き目には個人差があります。すべての方がこの「やめどき」に当てはまるわけではないのでご注意ください。
漢方薬のやめどきっていつ?
以下のような時は漢方薬をやめても良いかも
- まずく感じるようになったとき
- 気になる症状がなくなったとき
- 副作用が出たとき
- 飲み忘れることが増えてきたとき
まずく感じるようになったとき
漢方薬は元々まずいイメージが強いかと思いますが、カラダに合っている漢方薬はまずいなりにも飲めます。
「以前は普通に飲めていたのに、急に漢方薬がまずく感じるようになった。」
こんなときは、そもそも今のカラダにその漢方薬が合っていない可能性があります。
気になる症状がなくなったとき
今、漢方薬を飲んでいる方は、何か気になる症状やカラダの悩みがあったため漢方薬を飲み始めたのだと思います。
なので「気になる症状がなくなった」
こんなときは漢方薬のやめどきかもしれません。
漢方薬も薬です。飲まないに越したことはありません。
副作用が出たとき
漢方薬を飲んでいて副作用が出たときは
やめても良いかもというより、
やめた方が良いかも。
漢方薬の代表的な副作用症状
浮腫み
吐き気
湿疹
呼吸困難 など…
※漢方薬を飲んだことによる副作用が疑われる場合は、かかりつけの医師や薬剤師に相談してください。
飲み忘れることが増えてきたとき
「最近、漢方薬を飲み忘れて薬が余ってきている」
こんなときも漢方薬のやめどきかも!
飲み忘れの理由の1つに「飲んでも飲まなくても症状があまり変わらない。」ということがあります。
漢方薬の飲み忘れが増えてきた際は、そのことをかかりつけの医師、薬剤師に伝えてみて下さい。
漢方薬をやめる際の注意点
漢方薬は「薬」です。
[st-kaiwa1 html_class=”wp-block-st-blocks-st-kaiwa”]基本的に薬を自己判断で中止することは、薬剤師の私としてはオススメしません。
ただ…
「漢方薬を飲まなくても良いかも」
「いつまで漢方薬飲んでいるんだろう」
と思うのであれば、この機にやめてみるのも一つの選択です。
薬の中止については普段、診てもらっている医師・薬剤師などに相談して下さいね。
※このブログでは個人的な健康相談は受け付けておりませんm(__)m
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(参考)
川添和義「図解 漢方処方のトリセツ 第2版」 株式会社 じほう、2021年9月30日発行
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