漢方薬を食前・食間に服用する理由
はちみかん
はちみかん
漢方薬の中には名前が似ているものがいくつかあります。
など…
本当にややこしい見た目なので薬剤師の先生方は調剤の際はご注意ください。
[st-kaiwa6]今回は滋陰降火湯と滋陰至宝湯を解説します。
\インスタもやっています/
【構成生薬】
当帰・芍薬・甘草・麦門冬・陳皮・蒼朮・知母・黄柏・地黄・天門冬
【特徴】
乾いた咳に用いる
皮膚が浅黒く乾燥している人に用いる
陰液を潤し熱を除く
【構成生薬】
当帰・芍薬・甘草・麦門冬・陳皮・白朮・知母・茯苓・薄荷・地骨皮・香附子・柴胡・貝母
【特徴】
慢性化した乾いた咳に用いる。
気の流れを改善する
加味逍遙散と似た使い方をすることがある。
滋陰至宝湯は気の巡りを改善し不定愁訴(神経症や不眠など)に対し、加味逍遙散と似たような使い方をすることがあります。
滋陰降火湯と滋陰至宝湯はどちらも「滋陰」という言葉が入っています。
どちらも肺の陰液を補い、乾いた咳に用いる漢方薬です。
※「滋陰」とは…
陰液(血と水)を補うこと
滋陰降火湯と滋陰至宝湯には、いくつか異なる生薬が含まれます。
生薬の特徴を知っていると、この2つの漢方薬の違いが理解しやすくなります。
滋陰降火湯には黄柏が入っています。
→熱を除く
滋陰至宝湯には薄荷・香附子が入ってます。
→気の流れを改善する